採用から仕事まで
国税専門官として採用された後は、まず税務大学校和光校舎(埼玉県和光市)などで
約4か月間、専門官基礎研修をうけることになります。
基礎研修が修了した後、採用局管内の各税務署に配属される、
という流れになっています。
税務署での仕事は、主に
- 納税義務者である個人や会社などへの訪問
- 期限内に適切な申告が行われているかどうかの調査
- 期限内に納付されない税金の督促や滞納処分
これらの仕事を行います。
仕事内容・役割によって、3つの専門分野に分かれます。
それについては、下に記載しています。
どういう仕事なの?
国税専門官は、国の財源となる税金を賦課・徴収するスペシャリストです。
その仕事内容・役割によって国税調査官、国税徴収官、国税査察官の
3つに分かれています。
国税調査官は、税の申告が適正に行われているかの調査や、
申告に関する指導などを行っています。
国税徴収官は、納付期限の過ぎた税の督促・滞納処分や納税指導を行います。
国税査察官は、悪質な脱税嫌疑者に対し、裁判官の許可をもらって
強制調査(家宅捜索など)を行って、刑事犯として告発します。
一般に「マルサ」として知られています。
このように、国税専門官は納税の不正を防止し国の大切な財源を守り維持する、
国税の「刑事」とも言えます。
専門的な知識が要求されますので、なかなか大変な仕事であることは確かです。
しかしその分、大きなやりがいを感じている方も多く、
毎日を充実して過ごせるというのは、とても魅力的です。
今後は経済もグローバルになっていくことが予想されますので、
世界中で活躍していく方も出てくるでしょう。
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