国税専門官

国税専門官（こくぜいせんもんかん）とは、税務署、国税局及、国税庁で、
税務行政を執行する国家公務員の中で、

大学卒業程度採用（国家�U種相当）の職員のことです。

納税者から提出された確定申告書などに基づいて、
申告、納税が適正に行われたかを調査する国税調査官。

滞納された税金を徴収する国税徴収官。

裁判所からの令状に基づいて強制的に調査を行い、
不正があれば、検察官に脱税犯として告発する国税査察官の3種類があります。

このように、３種類の役職を設け、それぞれの役割を分担することで
効率よく業務にあたることが出来るのです。

それぞれの役職の役割や、その仕事内容などを
確認しておくことも大切です。

国税調査官の業務

納税義務者である個人や会社等を訪問し、
適正な申告が行われているかどうかの調査・検査を行います。

また、申告に関する指導なども行います。

国税徴収官の業務

定められた納期限までに納付されない税金の督促や滞納処分を行います。

また、納税に関する指導なども行います。

国税査察官の業務

裁判官から許可状を受けて、大口・悪質な脱税嫌疑者に対して
強制調査（家宅捜索など）を行い、刑事罰を求めるために告発します。

マルサとも呼ばれています。

要するに、国税専門官は税務のスペシャリストなのです。

今までの統計から見ると、４年制大学を卒業して国税専門官となった場合、
だいたい３０歳〜４０歳のうちに

上席官(課長と同等のクラス)に昇格することが多いようです。

※個人差がありますので、確実ではないことをご了承ください。

また、昇格する・しないに関わらず、同年齢の他の公務員に比べると、
国税専門官の給料は比較的高いというメリットもあります。

専門的な知識が要求されるから、というのが大きな理由の一つかと思われます。

他にも、昇格ではなく、自分で独立して、
独立開業する方もいらっしゃいます。

詳しくは、このサイトのＱ＆Ａをご覧ください。

＞＞＞　国税専門官Ｑ＆Ａ（独立開業はできる？）はこちら

国税専門官とは？

国税専門官はどういう人？

どういう仕事？

国税専門官の仕事内容の解説です。